電源サイトの活用法と注意点は? | てるぴんの楽~にキャンプ

電源サイトの活用法と注意点は?

皆さんはキャンプ場の電源サイトを利用したことがありますか?私はよく冬場に電気毛布や簡易ヒーターを使用する際に利用させてもらっています。いくら電源があるといっても強力乾燥ドライヤーやエアコン並みの器具は使用できません。

そこで今回はキャンプ場での電源サイトの活用方法と使用に際しての注意点についてお話させていただきます。

1.電源サイトとは?

オートキャンプ場などの電源サイトなど区画された場所でキャンプ場で電化製品が使用可能なのものです。事前に使用の有無を伝え、代金を支払います。(だいたい500円~1000円くらいの追加料金がかかります)各区画に電源ボックスが設置しており、内部のブレーカーを上げコンセントから区画内へ引き込む形で使用します。

使用できる電力の目安はアンペアで表示されています。多くの電源サイトでは10Aまたは20Aまでが使用可能となっています。各キャンプ場によって区画等の条件や使用可能な電力量、料金等は違いがありますので必ず事前にインターネット等や問い合わせをされることをお勧めします。

2.電源サイトの電化製品の活用方法

キャンプ場での電源サイトでどんな電化製品が利用できるのか代表的なものを例に挙げお話させていただきたいと思います。

1.暑さ対策での電化製品は何が使用できる?

家庭の扇風機やサーキュレーターは使用できます。空気の流ればあれば涼しさを体感できるので快適に過ごすことが可能です。
AC電源対応の車載用冷蔵・冷凍庫は使用可能です。冷たい飲み物などがすぐに補給が可能なので熱中症予防にも有効かもしれません。食材の保存にも有効だと思います。
家庭用のクーラーは電力が足りないのでまず無理です。ほかの暑さ対策もありますのでそちらで対応をお勧めします。

2.寒さ対策

簡易ヒーター・電気毛布は使用できます。
ミニ保温庫は使用可能かも(50℃程度)
冬場でも空気の循環目的でサーキュレーターはお勧めです。
底冷え対策で電気カーペット・電気毛布の使用もお勧めします。
こたつも床に電気カーペットを使用したりすればアレンジ可能です。

3.電源サイトを使用する際の注意点

電源サイトを利用する際で最も重要なことは「アンペア」になります。キャンプ場の利用できる電気の量に限界があるため使用できる電化製品にも限界があります。キャンプで使用可能な電化製品をあげていますので参考にしていただくとよいと思います。また、電源サイトの賢い使い方についてもお話させていただきたいと思います。

1.電力量(アンペア・ワット)に注意

使用出来る電力がアンペア・ワットと二通りで記載されていることもあり、キャンプで使用出来る電力量の目安が分かりにくいことがあります。電化製品の電力量はワットで記載されています。ただし、キャンプ場の使用可能な電力量はアンペアで表示されていることが多いです。
キャンプ場の電源サイトで使用出来る電力量は10Aまたは20A(キャンプ場により違いあり)が上限とされているところが多いです。電化製品にもアンペアが記載されていますので目安としては合計したアンペアが使用可能な電力量となります。
ワット数では、だいたい合計ワット数が1000Wまたは2000Wくらいまでとなります。設置してある電源ボックスの合計が10Aで、二つコンセントがある場合は二つで10Aの時があるので確認が必要です。

2.電化製品のワット数を確認し同時に稼働できるものを考えておく

ちなみに代表的な各電化製品の仕様書からワット数を調べてみました。電源サイトで1000W使用可能と仮定して◎は使用可能、〇は条件により使用可能、△はワット数に制限すれば使用できるかもしれない、✕は使用不可の目安だと判断してください。

電化製品名ワット数使用できる・できない備考
電気毛布50~100W前後
ミニ温・冷蔵庫10L50w前後  
扇風機30w前後
セラミックヒーター600W前後小型のものなら使用可能
電気カーペット700W前後3畳くらいまで
ホットプレート600W~2000W低いワット数なら使用可能
ドライヤー600W~1500W 低いワット数なら使用可能
電気ケトル1200~1400W
IHプレート1000W~1500W

結構、使用可能なものがありますね。表に無いものに関してはメーカーの規格書などをチェックしてみてください。

3.複数の電化製品を同時に使用しないよう工夫を

同時に使用可能できなくても使用する時間帯で分けて使用する。
電源サイトで電力量の制限がある場合、使用上限の電力量を超えるとブレーカーが落ちます。電源ボックスにブレーカーがついていればよいのですが、ついていない場合はサイト全体の電力が供給停止になる可能性があります。そのため、指定された電力量の中で賄うよう調整が必要です。
電化製品によってはキャンプ場の電源サイトでも使用可能なワット数のものも販売されていますのでキャンプで使用可能な電化製品の幅が広がるのではないかと思います。乾く程度はかなり落ちますが、ワット数の低い単体利用であればドライヤーでも使用可能です。

4.電源以外でも使用可能なものも取り入れる

電源サイトですべての電源を賄えたらよいのですが、使用電力に制限がある以上ほかのものに代替して対応する事も必要となります。そこで電源サイトからの電源に頼らなくてもよい方法についてお話させていただきたいと思います。

1.乾電池で使用可能なもの

電池式LEDランタンやサーキュレーターなど

私は夜間やテント内の空気の循環のため長時間使用するLEDランタンや小型扇風機などは電池式のものを使用しています。1日程度ならおそらく乾電池の交換は必要ありませんが、2日目で切れる可能性があります。乾電池の予備は必ず持っていかれることをお勧めします。

2.モバイルバッテリー

私はスマホなどの充電などはこちらで使用しています。必ず行く前にフル充電をするように注意しています。過去、行った先でモバイルバッテリーの挿し口が使いものにならなくなって町まで買いに行った経験があります。予備があれば持ってい行った方が良いかもしれません。ちなみにモバイルバッテリーは電源から充電可能です。

3.カセットコンロ

私は通常のキャンプでは調理など火力が必要なものはこちらで補うようにしています。使用の際は必ずテント内での締め切った中での調理は出来るだけ避けてください。どうしても必要な場合は換気を十分にされることをお勧めします。
カセットコンロのカートリッジは目安として強火で約1時間使用可能です。予備のカートリッジは調理時間を考慮し、安全面を考え必要数以上は携行しない方が良いと思います。また、気温が低いときには火が付きにくかったり火が弱い場合がありますので注意が必要です。そのため寒冷仕様のカートリッジも販売されていますのでお勧めします。

4.ガスバーナー

ガスランタンやシングルバーナーでコーヒーのお湯を沸かす時などに使用可能です。カップ麺などの時にも重宝します。ガスカートリッジの残量は中身が見えないので残量が分かりにくいです出来るだけ使い切るような使用をお勧めします。
私は大きいタイプのOD缶をガスランタンに、小さいOD缶をバーナーに使用しています。使用頻度により使い分けるとよいのではないかと思います。気温が低い時にはカセットコンロのカートリッジ同様、火が付きにくかったり弱かったりします。寒冷地仕様もありますので使い分けをお勧めします。

4.テントの引き込むコードは自分で用意する必要がある

キャンプ場で電源サイトが利用可能であっても事前に準備が必要なものもあります。
電源ボックスからテント内などへ引き込むためのコード、テント内等で使用するためのコンセントなどは自分で準備する必要がありますのでそのことについてお話させていただきます。

1.電源ボックスからテントへ引き込むためのコードは事前に準備が必要

サイトにもよりますが5mから10mくらいは必要で自分で購入が必要です。
家庭用のタップでも使用できないことはないのですが、電源ボックスからテントまでの距離が最低でも5m程度あると思いますので長めのものを準備された方が良いです。
また、電源ボックスからテントまでは雨や夜露で濡れることもありますので、できれば防水仕様のものをお勧めします。

2.テント内で使用するタップ

テント内に取り込んだコンセントはできるだけ単独にする方が良いです。(複数つなぐと同時に動かしたときにブレーカーが落ちる場合もあります。)
タップを使用される場合なら個別にスイッチが入り切り出来るものを選ばれるとよいです。夜間は暑さや寒さをしのぐことの出来る程度の最低限度の使用にとどめた方が電力量を気にせずゆっくり睡眠をとることが可能と思われます。

5.電源サイトでの電力量以上のものを利用したい場合

場合により、電源サイトで高電力量のものを使用したい場合があるかもしれませんのでその場合の対応についてお話します。ただ、使用に関しては各機器により注意書きが施されているので必ず使用方法を確認して使用されることをお勧めします。

1.ポータブル電源を使用する

高価で、重量も結構あるので私はまだ持っていません。電源の無いようなところで使用できるのは魅力に感じます。大きいものであればいろんな家電が使用可能ですが結構重いです。また、ポータブル電源にも充電池の寿命や使い方の制限があるようですので取り扱いの際には注意してください。

2.太陽光パネルによる充電をする

これも高価なので私はまだ持っていません。太陽光発電なので日差しがあれば充電可能です。蓄電するためのポータブル電源も必要となりますので重いです。充電パネルにも寿命があったり角度によって充電量が変わるらしいので注意してください。   

4.まとめ

電源サイトの活用方法と注意点のまとめ

  1. サイトの最大使用可能電力量を事前に確認する。
  2. 決められた電力量の中で使える製品と時間による使いわけをする。
  3. それ以外の方法(ガスカートリッジ使用)と併用する。
  4. サイトの電源ボックスからテント等へ引き込むコードを別途準備する。
  5. テント内で使用する際できるだけ単独の電化製品を使用する。
  6. ポータブル電源や太陽光パネルは電源サイトで無くても利用可能でものにより1000W以上の電化製品も使用可能なメリットもあるが、その特徴を十分理解したうえで使用を考える。
キャンプ
スポンサーリンク
てるぴんの楽~にキャンプ

コメント

タイトルとURLをコピーしました