キャンプで避難した方が良い時(災害に逢わないために) | てるぴんの楽~にキャンプ

キャンプで避難した方が良い時(災害に逢わないために)

私は今まで遭遇したことはないですが、渓流地付近や山の斜面にあるキャンプ場では災害による避難が必要なことも起こる可能性があります。
そこで今回はキャンプで起こりうる災害についてとキャンプで災害に逢わないようにするためのポイントについてお話させていただきたいと思います。

1.代表的な起こりうるキャンプでの災害

災害といっても様々な種類がありますが、キャンプで遭遇する可能性のある災害についていくつかお話させていただきたいと思います。
中には災害と言えないものもあるかもしれませんが、自然現象も含めキャンプで注意した方が良いものも含めお話させていただきたいと思います。

1.地すべり、土砂崩れ

大雨や地震などで発生します。
地震自体の家屋の倒壊などははぼないのですが地震による地すべりなどが発生する可能性が大きいです。
規模は状況により違いますが大規模な場合は道路の寸断等も起こります。
おこる直前にはいくつかの予兆があると言われています。

2.川の増水、氾濫

大雨や台風などで多く発生します。
川の水位が気づかないうちに上昇していることが多いです。
川が氾濫すると道路の浸水などにより車の運転などには支障が出ますのでその時には動かない方が良いです。
川の近くでのキャンプの場合には高台への避難が優先されます。

3.ダムの放水

大雨の際の放水

大雨や台風などにより通常のダムの許容量を超えたために行う緊急的な放水です。
ダムが決壊すると大変なことになるのでそのために河川へ放水を行います。
そのため河川の水位が上がり、通常では流れの穏やかな場所でも流れが速くなったり浅瀬が無くなったりします。場合によっては下流で河川の氾濫も起きる可能性もあります

計画放水

大雨や台風でも対応できるように計画的にダムの水を放水することがあります。
天候は関係なく実施されることがあります。
計画放水でも放水前に必ず放送が流れます。
その際は緊急的な放水と同様、河川にも影響があります
ので注意が必要です。

放水を知る方法

ダムの放水に関しては、計画放水の場合、鉛線の道路などにも事前の放送や案内板などで表示されていることがあります。
電光掲示板などでも表示されますのでキャンプ当日にも確認ができます。
緊急放水の場合には何度も放送がされますので聞こえたらよいのですが、雨音で聞こえなかったという事例も過去にあったようで、天候不良の際のダムの下流にある中州や河川敷でのキャンプは川の増水が予測されるのであらかじめ避けた方が良いです。

4.強風の影響

キャンプ場は小高い丘の斜面や開けたところが多いのでキャンプ場は風の影響を受けることが多いです。
山の天候により風向きも変化することもあり、また、季節や時間帯により風向きが変わるキャンプ場もあります。
風が強いとテントが飛ばされたりすることもあり、歩くのも風にあおられて危険なこともありキャンプ自体が継続困難となる場合もあります。
強風の場合にはある程度木々に囲まれた森のエリアは木々が防風の役割をしてくれますのでそのエリアを選択されてもよいと思います。

5.霧の影響

視界が効かなくなるので非常に危険です。
霧が深い場合には出来るだけ出歩かず、運転もしない方が良いです。
急激な温度差によるものなので、ある程度の時間で霧が晴れてくると思います。

6.雪の影響

テントがつぶれる?

私が良くいくキャンプ場でも冬場になると積雪することが多いです。
大雪の際にキャンプをした経験はありませんが、夜中にテントに積雪して雪の重みでテント自体が変形することもあったと知り合いから聞きました。
場合によっては北国のようにテントの雪下ろしも必要な時もあるかもしれないと思いました。

道路が通れず帰れなくなる

キャンプではなかったですが、冬場に阿蘇や九重に温泉旅行の際、行きにはタイヤの滑り止めなしで目的地にたどり着けましたが、翌日までに積雪があり帰りにチェーン着用が必要となり慌てた経験があります。
たまたま、店の人から道を教えていただきやや安全なルートを確保できましたが、ところどころの凍結でかなり怖かったです。
そもそも、この時期にチェーン装着なしに阿蘇、九重へ行くのは無謀ではありました。

2.キャンプ中に災害に逢わないために必要な事

楽しいキャンプが災害に巻き込まれることで悲しいものにならないように様々な対応が必要です。
自分自身も経験した中からキャンプ中に災害に巻き込まれないようにするにはどんな事に気をつけたらよいのかについてお話させていただきたいと思います。

1.無理をしない

キャンプ地周辺が気候条件等で危険な場合、予約のキャンセル料がもったいないとかせっかくの休みだからとキャンプを強行したくなる気持ちはわかりますが、事前に災害の予測されている場合には行くのをやめることも必要だと思います。
また、状況によってはキャンプの途中でも急遽撤収やより緊急を要する場合には機材はそのままでも避難を優先した方が良い場合もあります。
そのリスクを踏まえた準備や装備の選択も必要となります。
場合によっては予定した日程が大幅に変わる可能性もあります。
災害に巻き込まれなかったら別の機会でも楽しいキャンプが可能です。

2.自分で出来る危険予知の方法を知っておく

匂いの変化

土砂崩れの前触れなどで地中のガスが地表に漏れ出ることが多いのでその匂いで予測可能な場合もあります。

土砂崩れの前などには小さな石などが道路などに転がってきていることがあります。
パラパラと音を立てて落ちてくる場合は注意が必要です。
通常よりたくさんの小石などが道路に落ちている場合には注意が必要です。

天候の変化

雲の色や風向き、雨の強さなど何度かキャンプをすると何となくいつもと違うなど何となくわかってくるのですが、初心者は気づきにくいと思います。
一番はテントが耐えられる限界を超えたときは避難が必要です。
テントからの雨漏りや床からの浸水、テントの支柱やロープの破損などがおきるなどがあれば避難を考える時期だと思います。
まずは車への避難、その場も危険であれば次の避難場所への移動の検討が必要です。

3.キャンプでも必要最小限プラスアルファの食材準備が必要

場合によっては滞在日程が長めになることも考えられますので可能なら食料はやや多めに準備しておいた方が良いです。生ものでない、軽量なカップ麺などが良いかもしれません。
もしお持ちなら、キャンプの時も家庭用の非常持ち出し袋を積んでいたら役に立つかもしれません。

4.地域の放送やラジオの内容に注意

広範囲の大きな災害の際にはラジオも有効ですが、地域のローカルな避難情報については地域の案内放送の方が早く情報が把握できます。
災害関連の情報の場合、地域の防災無線や放送で何度も流すことが多いので一度聞き逃してももう一度注意して聞けば内容が把握できます。何度も放送が聞こえた場合には注意して内容を聞いてください。
ラジオからも避難指示などの情報が把握できますのでキャンプにラジオも携帯していた方が良いです。

5.避難のタイミングは早めに

周囲のキャンパーが撤収を開始している状況である場合、何らかの情報を聞いての行動だと思われるので周囲のキャンパーから聞ける状況なら確認後早期の撤収、避難をする行動を行うべきだと思います。
夜間でも状況によっては早期撤収や避難の可能性がある場合には早めに必要のないものは片づけておくことをお勧めします。
いつでも避難できる体制が必要です。

6.場合によっては車より徒歩での一次的避難も考える

災害の状況によってはキャンプに来た道が土砂崩れなどで通れなくなっていたりすることもあるので出来るだけ大きな道が選択できればその分通る可能性が高いのでいくつかルートを検討することが必要です。
状況が急を要し、すぐにその場を離れる必要がある場合には地域の避難場所が良いのですが、なければ近くの学校や体育館などの建物のあるところの方が比較的開けた場所で頑丈な屋根のある建物のことが多いのでそこを目標にして動くとよいです。
場合によっては車やテントはそのままで徒歩での避難でしか困難なことも予測されますのでリュックなども常備しておいた方が良いかもしれません。
まずは身の安全の確保に努めるようにしてください。
避難後は安全の確認が保証されるまでは放置した車やテントが気になっても一人で戻ることは決してしないでください。
天候は収まっても二次災害に巻き込まれる可能性が高いです。

3.まとめ

災害についての知識を知っておきキャンプでも活用して災害に巻き込まれない工夫を行うことが楽しくキャンプをするうえでもとても重要な事だと思います。
また、キャンプ場での災害と都会での災害は場所は違いますが対応や気を付ける点はほぼ似たようなところもあります。
あえて災害の起こりそうな状況に飛び込む必要はないですが、万が一キャンプで災害に巻き込まれそうになった時にでも知識と早めの決断があれば災害に巻き込まれることも少なくなり、次からのキャンプも楽しく過ごすことが出来ます。
様々なことを知っていたら自然は味方です。
みんなが楽しめる安全なキャンプを目指しましょう。

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