キャンプでは、覚えていると便利で緊急時などに覚えていると役立つ結び方がロープの結び方がたくさんあります。
ロープワークは知れば知るほど便利ですが、普段使用しないような結び方がほとんどなのでなかなか覚えられません。
そこで今回はキャンプで最低限度、覚えておいた方が良い結び方と活用方法についてお話させていただきます。
１．キャンプでなぜ結び方が必要なの？
キャンプではロープ以外の場所と何かをつなぐためには結ぶという作業が必要なためロープワークが必要です。
テントを固定したりポールを固定するためには、普通に結ぶとほどけたりゆるんだりすることもあり、ある程度の強度が必要で、また、撤収の時などは逆に簡単にほどきやすくするためにする必要がありそのための専用の結び方が必要となります。
それをマスターできればロープとペグさえあればほかに何もなくても固定することが可能です。
２．代表的な結び方の種類3つ
キャンプでロープワークのガイド本があるように、たくさんの結び方が存在しますが、すべてを覚えてマスターするにはすぐには困難です。
そこでキャンプですぐに必要となる最低限度の代表的な結び方3種類についてお話させていただきたいと思います。
１．もやい結び（ボーラインノット）
結び方
左から右の手順で結んでゆきます。
いろんな場所でわっかが作れます。
どんな場所でも確実にロープをつなぐ事ができます。
ポールの先端やペグの先端などにこの結び方で固定すると便利で撤収の時も外しやすいです。
２．自在結び（トートラインヒッチ）
結び方
①から⑤の順番で結んでゆきます
自在金具が無くてもロープの長さを調整することが可能です。
自在金具が壊れた場合などにも覚えておくと便利です。
結び目を動かすことで短くしたり長くしたりすることが可能です。
３．二重止め結び（エバンスノット）
結び方
左上から１～３、右上４～５の順番で結んでゆきます。
タープのポールなどの固定に知っていると便利です。
ハンモックなどの木に括り付ける際にも有効です。
引っ張るとしっかりと締まります。
４．どうしても結ぶのが苦手な人のために
キャンプを始めたばかりだったり、結ぶことが苦手な場合は他の方法でも対応できます。
また、結び方が悪かったりするとテントなどに影響が出ることもありますので確実な方法を選択した方が良い場合もありますので紹介させていただきます。
自在金具の活用
ロープワークなしでもロープの調節が簡単に可能です。自在金具を結ぶ先端は方結びでも可能だと思います。
タープの幕やフライシートなどは最初からつけておいた方が設営時などにも楽に行えると思います。
カラビナの活用
様々な場所の連結などに使用できます。
固定用ロープの先端に使用したり、フック替わり様々な場所でのフック替わりでプラスチック製より丈夫です。
固定用ロープの先端両方に使用しても良いですし、ランタンフックとして使用することも可能です。
ポールエンドストッパー
下からの風の吹上からポール先端部から抜けないように固定が可能です。
カラビナを使用してもストッパーがあればすぐに抜ける可能性が低くなります。
形状も様々ですので固定の方法により使い分けるとよいと思います。
マジックバンドの活用
ポールのクロスしている場所などは特に強い風などには弱い傾向があります。そこでクロス部分をマジックバンドで固定すると幾らか強度がますので使用することがあります。
ペグや固定用ロープ、マットや寝袋などのパーツをまとめるのにも活用できます。
テントクリップの活用
あらゆるところに挟めるので雨の日の雨水の落としとして利用しています。
タープやフライシートに一か所挟むと雨水の通り道が出来、タープなどに雨水が溜まることを防ぐことが出来ます。
ロープを通す穴が少ない場合や無いところでもペグ固定が可能となり強風などの補強固定が可能となります。
ストレッチコードの活用
ゴムで引っ張るフックなので撤収時などにも取り外しが簡単に行えます。
ロープの長さが足りない場合やロープの長さがそれほど必要ない時にも活用できます。
物をつるす場合にも有効です。
５．まとめ
- キャンプでロープを結ぶ際、もやい結び、自在結び、二重止め結びの最低3種類の結び方をマスターすることで大抵の結びの方法は対応可能。
- 万が一ロープの追加が必要な時にでも必要な器具が無くても対応可能
- ロープワークがうまくできない人は便利なツールがあるのでそれを活用する
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