皆さんはキャンプで就寝するときどのようにレイアウトされていますか?
キャンプの時はテントの床へ厚めのインフレーターマットと寝袋で就寝していましたが、年齢のせいか腰や首に負担がかかり快適な睡眠がとれにくくなってきて来ました。
知り合いのコットを借りて横になったのですが、その快適さにびっくり!
コットのとりこになりました。
そこで今回はコットが良いと思った理由と特徴、コットと別にあったらいいなと思ったものについてお話させていただきたいと思います。
1.快適に眠れるためにコットが良い理由
1.体に負担がかかりにくい
コットが良いと思った一番の理由は、腰や首などに負担がかかりにくいところです。
テントに直に横になった時に平坦ではないため、インフレーターマットなどを使用してもどうしても地面のゴツゴツしたところがあたり、朝起きたときに体のあちこちが筋肉痛のような痛みがあることもありました。
しかし、地面に直接あたることのないコットで就寝すると地面の違和感は感じられず、ベッドに寝ている感じで休むことが出来ました。
2.地面からの直接的な冷気を受けにくい。
寒い時期でのキャンプはどんなにテントの床で就寝すると、様々なシートで床を覆っても底冷えが結構きついです。
コットを使用すると、地面からの冷気を直接受けることが無いので、コットの間に荷物を詰めたり、寝袋の中を温かくする工夫をすればかなり快適に就寝できました。(寒がりなのであんかや使い捨てカイロも使用したりしていました)
3.ベンチやチェア代わりに出来る。
就寝するとき以外にもコットは使用できます。
本来の目的とは違うかもしれませんが、ベンチ代わりに使用したり、食事の時のロングチェアとして利用することがあります。
私の使用しているテントは5人用なのですが、いろんな荷物を詰め込むと結構狭くなります。
そのため、コットをチェア代わりにするする事でテント内のスペースを確保しています。
2.コットの種類と特徴
コットには大きく分けて3種類ぐらいに分けられ、ローコット、ハイコット、2WAYコットとあり、各コットの特徴について表にまとめてみました。
ひとつのコットで通年使用することを考えると調節可能な2Wayコットが良いと思います。
若干設営が複雑だったりしますが、組み立ててしまえば一時的な荷物を置く場所にもなりますし、ハイコットではコットの下に荷物を置くことも可能です。
コットの種類 | 高さ | 天井との距離感 | 特徴 | 特徴 |
ローコット | 地面から20~30cm | 天井との圧迫感が軽減 | 天井が低いテント 向き | 軽量・コンパクト・設営が 簡単 |
ハイコット | 地面から35~45cm | 天井との距離が狭く 圧迫感がある | 天井が高いテント向き | 設営がやや複雑・重くなる |
2WAYコット | 両方可能 | 低いテントでも高さ 変更可能 | 両方 | 設営がやや複雑・重く なる |
1.コットの高さ
ハイコットの場合、テント内の高さにもあわせコットの高さを合わせないと逆に窮屈に感じるかもしれません。
また、小さなテントなどにはハイコットの高さでは天井に近く感じます。
上記の理由で、ロータイプのコットを選ばれる場合もあります。
ただし、夏場はロータイプも良いのですが、冬場は地面からの底冷えで快適に就寝することが出来ない場合もあります。
高さについては座ることも想定した高さ選びをするとよいです。
高さはメーカーにより違いがあるので、展示してあるもので実際横になったり座ったりしてみるか、自宅でくつろいでいるソファーの高さなどを測ってそれを参考にして高さを選ぶと案外しっくりするのではないかと思います。
2WAYのタイプもロータイプ時・ハイタイプ時の高さがメーカーによって違うので、確認が必要です。
2.長さは
長さは190~200cmのものが主流です。
私の身長は165cm位ですが、そんなに長いとは感じられません。
枕を置いたりするのでちょうど良いような気がします。
テントの大きさによっても選択が必要なので注意が必要です。
3.幅は
幅は出来れば寝返り可能な70cmくらいが理想ですが(さらに横幅があるタイプもあり)
2人分置くと両サイドが結構狭くなります。
今は65cmのタイプを使用しています。
横幅がある方はコットの両サイドの固いところに当たることがあります。
私もそうなるので横向きに寝たり、厚手のインフレーターマットを使用して当たらないよう工夫しています。
4.丈夫さや重さは
耐荷重が高いものが良いです。
生地も強いし、フレームも強いので安心です。
ただし、重くなる可能性もあります。
長く使用するのであれば丈夫なタイプの方が良いです。
ロータイプは軽量のものが多いです。
5.価格は
生地や幅、丈夫さによって価格が変わるようです。
頻回に買い替えるものでもないので汎用性の高いものを選ぶとよいです。(ベンチ代わり、2WAY、その他付加価値のあるもの)
価格も大切ですが、実際に寝心地重視で選ぶ方が良いです。
3.キャンプでの安眠のため他にあったらよいもの
コットだけでも快適に過ごせますが、安眠のためには他にもあったらよいものがいくつかあります。コット周辺にあった方が良いものについてお話させていただきます。
1.体に合った枕
枕は是非準備されていた方が良いと思います。
寝ているときには首に負担がかかりますので、その人にあったものを選ぶようにするとよいです。
私も、以前は枕はどれでもよいと思ってクッションを枕代わりに使用していましたが、キャンプで寝たときに枕が合わなかったようで首が痛くなってしまいました。
枕については自宅で使用している高さに近いほうが快適に休めます。
頭の部分が高くなっているコットもあります。
2.適度の厚さのインフレーターマット
インフレーターマットについても腰が悪い人にとって重要です。私も腰が悪いのでですが、マットを使用するようになってからは寝心地が良いです。
マットの厚さについてもメーカーや種類があり、可能であれば寝心地を確認するとよいです。
現在、結構厚めのものと中間位のインフレーターマットを使用していますが、厚めの方が寝心地は良い感じがしています。
3.通年で使用可能な寝袋
低温でも対応可能な寝袋もありますが、季節により使用を選択できるほど余裕もないので、私が使っている寝袋は3シーズン用で冬場には対応していません。
冬場でキャンプの時もありますが、冬場は出来るだけ電源サイトを使用しているので、ミニセラミックヒーターを室内に設置したりして寒さ対策に工夫をしている為不便はありません。
ただし、冬場のキャンプが多い方などには冬専用の寝袋を使用する方が暖房設備なしでもある程度温かいのでお勧めします。
4.サイドテーブルの高さや位置も大事
キャンプでの快適な眠りを過ごすには、ものが手元にないと寝床から出てものを取らないといけないことがあります。
私がとあるキャンプ場で夜中にトイレに行きたくなった際、室内のライトや懐中電灯、上着など準備する必要がある際、置いてあるところが決まっていないと探さないといけないので大変だったこともありました。
そのため、コットと同じくらいの高さにテーブルや上着を掛ける場所があればすぐに手を伸ばすことが出来、便利です。
また、上着はテントのポールへフックをかけ、コットの付近にハンガーでぶら下げておけばすぐに着れます。
4.まとめ
- 快適に眠れるためにコットが良い理由 は 体に負担がかかりにくく、 地面からの直接的な冷気を受けにくい、 ベンチやチェア代わりに出来るので良い。
- コットを選ぶ際は、各メーカーにより規格が違うので、お店で確認するか、自宅のソファーの高さ等を参考にしたりして選ぶとよい。
- キャンプで安眠を確保するためにはコット以外でも枕、インフレーターマット、寝袋、サイドテーブルなどをそろえることで安眠可能である。
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