付属のペグ以外に予備を持っていた方が良い理由 | てるぴんの楽~にキャンプ

付属のペグ以外に予備を持っていた方が良い理由

現在、テントやタープの設営時に付属のペグが地面にうまく刺さらなかったり、逆に強風でペグが抜けたりしたことはありませんか?
ひどい時はペグが折れてしまったり、曲がってしまったなどの経験もあると思います。
そこで今回、ペグの素材や形状による特徴や付属のペグ以外に予備を持って行った方が良い理由についてお話させていただきたいと思います。

1.まず、ペグとは何でしょうか?

ペグとは、テントなどを固定するため本体やロープを張った先に固定する杭のことを言います。
素材もプラスチック製のものもあれば重い鉄製のものまで種類がたくさんあります。
形状もそれぞれの特徴により違いがあります。
価格に関しても安価なものから高価なものまで幅広く存在します。
その中でも代表的なペグのそれぞれの特徴についてお話しさせていただきます。

2.ペグの素材や形状、長さによる特徴とは?

インターネットやカタログ等を見るとペグには素材と形に違いがあるようです。
その材質や形に特徴があり、固い地面や砂地などのフィールドに合ったものがあります。
そこで、ペグの各素材・形状による違いと特徴・注意点についてお話させていただきます。

1.素材による違い

各メーカーのカタログなどで代表的な各素材の特徴についてまとめてみました。
各素材の<特徴>を緑<注意点>を赤で表しています。

素材<特徴><注意点>
プラスチック製重量が軽い、錆びない 固い地面や石にあたると先端が変形する。
ハンマーで強めにたたきすぎると頭のところがつぶれたり

することがある(X状のタイプは結構丈夫)
スチール製強くて頑丈細いものは固い地面や石があると曲がることもあり。
雨にぬれたり湿気があるとサビることがある。
アルミ製軽くて丈夫錆びにくい地面Iに打ち込む際に地面が固いと、曲がることがあり。
白っぽいサビが付着ことがある
ステンレス製丈夫で固く、錆びにくいペグに傷がたくさんできると、そこからサビることがあり
チタン製錆びにくく丈夫で軽い欠点はほぼないが他のペグに比べやや高価
ジュラルミン製アルミ合金なので、さびにくく
丈夫で軽い
欠点はないが高価
鍛造製頑丈さは一番重い。 錆びる。

ペグの素材について分かったこと

ペグの素材については、錆びなくて軽く丈夫なものが良さそうな結果となりました。
正直、私も錆びにくく、やや軽いタイプを予備のペグとして選択しましたがいまだに問題なく使用できています。
金属製のもので錆やすいものもありますが、錆び止め処理などきちんとこまめに行えば長く使用可能です。(鉄製のペグも持っていますが、きちんと錆止めをしておけばそれほど気になりません)

2.形状による違い

素材を調べてみた時と同様に各メーカーのカタログなどで代表的な各形状の違い、特徴・注意点についてまとめてみました。
各形状の<特徴>を緑<注意点>を赤で表しています。

形状の種類<特徴><注意点>
ピンペグストレートなタイ>プが多いので簡単に
抜きやすい
かたい地面には刺さりにくく抜けやすい
素材により金属製がありサビに注意
V字ペグ地面に設置する面積が広いため
抜けにくい
素材により金属製がありサビに注意
U字ペグ雪山や砂地には強く抜けにくい 素材により金属製がありサビに注意
X・Y字ペグV字ペグよりも抜けいにくい素材がジュラルミンなどが多く、ほかのものより高価
ネイルペグ軽い素材が多く登山者などに人気
固い地面に強く抜きやすい
高価なものが多い
スクリューペグハンマーなしで地面に刺さるクロムメッキのものが多いため高価
サンドペグ砂地では抜けにくいプラスチック素材が多いので固い石などがあると
折れる可能性があり
鋳造ペグ固くて丈夫 サビに注意

ペグの形状による違いについて分かったこと

ペグの形状による違いは抜けにくさで違いがある結果となりました。
テントを張る地面の状況(砂利、砂地、雪面、固い地面など)に特性のあるペグもあります。
素材同様、金属製の素材についてはサビ対策が必要で、サビにくいものや丈夫なものについてはそれなりに高価なようです。
私の使用している追加ペグはV字ペグですが、結構固い地面でも固定できますし抜けにくいです。金属製ですがきちんと汚れを取ってサビ対策をしているのでサビていません。

3.ペグの長さによる違い

代表的な長さとして20cm・30cm・40cm・50cmとサイズがあります。打ち込む長さが長いほど抜けにくいです。当然、長いものは打ち込む長さが長いので抜くのも大変になることもあります。
使い勝手と持ち運びを考慮すると30cm以内のものがお勧めです。
ちなみに軽量素材のペグの中にはもともと長さが短いものが多いので長さも確認が必要です。

5.テントやタープに付属のペグはどんな物?

テントやタープを購入されてその中に付属されているペグですが、私が使用しているインナーテント固定用のペグなどは素材がプラスチックでも形状がXの形状だったりと付属のペグでも様々な工夫をされていました。
タープなどのペグでも抜きやすいようにL字になっているので撤収の時などは抜きやすいです。
ペグの長さもテントにコンパクトに収まる程度のものになってますのでやや短めですがきちんと60度程度の角度をつけて打ち込めば結構しっかり固定ができます。
恐らくメーカーによる違いはありますが、ある程度柔らかな土壌で芝があるような通常のキャンプでは十分対応可能なように付属されているようです。

6.なぜ付属のペグ以外に予備があった方が良いのか?

登山中のキャンプをする場合には軽量で短めで荷物がかさばらないことを目的としたペグの選択をされている方が多いです。
登山などの途中にあるキャンプ場などは砂利やごつごつした岩が多かったりするため、丈夫なペグが必要となります。
また、軽量でないと荷物が重くなりますし、長いペグも邪魔になります。

このような登山や砂地・雪上などでの使用がなければテントやタープ付属のペグだけでも十分に対応可能だと思います。

ただし、サイトの場所により固い土壌に打ち込んだ際にペグが破損したり、撤収の時にペグを紛失して数が不足することがたまにあります。
また、急にテントの雨漏りなどで追加のタープ設営が必要な時にペグが必要になったり、強風でテントのロープ固定を補強する必要だったり、ペグが抜けないように二重に打ち込む必要性がでたり、一部に固い地盤がある場合などはその部分だけ固い地面に強いペグに変更したいことがあるかもしれません。

上記のようなときでも臨機応変に対応できるよう、予備のペグを持っていた方が良いと思ったわけです。

7.ペグが急に破損したりなくなった場合の応急的な対処法

本来は、予備のペグがある程度あれば様々な対応が可能だと思うのですが、もし、ペグが何らかの理由で多数破損したり、予備が足りなくなってしまったときの応急的な対応についてもお話しさせてもらいたいと思います。
ペグは本来ロープの固定を目的にしているのでペグが万が一になくても代わりのもので代用すればよいわけです。
ですから、少し大きな石やクーラーボックスやコンテナなど重みのあるものをロープでしっかりくくりつけて外れないようにすれば代用可能です。
落ちている丈夫な太い枝などをペグの代わりに打ち込んだり、強風時は木々にロープをくくり付け固定することも可能だと思います。
焚き火用の薪の太いものであれば重りになるかもしれません。
私は一度だけオートサイトでどうしてもペグが足りなかったのでタープのロープ固定に車のタイヤで固定したことがあります。(車は重いので重りになりました)

8.まとめ

キャンプでは天候が急に変わったり、強風などが突然ある場合も結構遭遇します。そんな時でもすぐに対応可能な手段の一つとして予備ペグを持っていてほしいと思います。

付属のペグ以外に予備を持っていた方が良い理由のまとめ

  1. ペグは素材や長さ・形状が多様にありそれぞれのフィールドにより使い分けると便利。
  2. 通常のキャンプ場ではテントなどに付属しているペグでも適応可能。
  3. 急な天候の変化のときでも臨機応変に対応できるよう、予備のペグを持っていた方が良い 。
  4. ペグが破損したり紛失した場合でも他のもので代用可能。
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