キャンプで使うガスカートリッジとはどんなものか? | てるぴんの楽~にキャンプ

キャンプで使うガスカートリッジとはどんなものか?

現在、カセットコンロとガスランタンやバーナーをキャンプで使用していますが、久々にキャンプに行こうと思い、キャンプで使いかけのカセットガスカートリッジが残ったままのことに気づき使用期限も確認したところ、すでに使用期限が切れていました。
カートリッジ自体に残量の表示はされていませんので軽く振ってみて未使用のものと比較したりしましたがよくわかりませんでした。
同じようにガスランタ用のガスカートリッジもまだ残量がありそうでしたが、使用に不安があり、その時は使用しませんでした。
ガスカートリッジはどのくらい使えて使用期限に決まりがあるのでしょうか?
そこで、ガスカートリッジの種類と特徴、使用の目安や残量確認方法、正しい保管方法などについてお話させていただきます。

1.ガスカートリッジの種類と特徴

ガスカートリッジは二つのタイプがあります。CB缶(カセットボンベ)とOD缶(アウトドア缶)があります。どちらもガスを使用します。それぞれの特徴などを表にまとめてみました。

カートリッジ
種類
燃焼力容量価格丈夫さ手に入りやすさ汎用性
CB缶安定250g程度安価缶の表面は薄いものが多いホームセンターなどにもあり カセットコンロやシングルバーナーで使用 アウトドアグッズにはCB缶は使えないものもある
逆にCB缶専用のアウトドアグッズもあり
OD缶CB缶より良い110・250・500g
と種類がある
CB缶より高い頑丈キャンプ専門店に
しかないことが多い
ガスランタンやシングル・ツインバーナーなどに使用
OD缶専用でないと使えないものが多い

2.CB缶・OD缶にはノーマルと寒冷地仕様がある

CB缶・OD缶共通してノーマルタイプでは気温が10℃以下まで下がると燃焼力が弱くなったり、発火しなくなったりすることがあります。
キャンプ専門店においてあるカートリッジは、気温が10℃以下でもある程度使用可能な寒冷地仕様があります。
寒い際には準備が必要ですがノーマルよりも高価です。
寒い時の対策の一つに、OD缶専用の保護カバーも販売されているのでそのままよりは有効だと思います。

3.CB缶・OD缶の使用期限の確認方法

各缶の背面に期限刻印が大抵のものはありますので確認が可能です。大抵10年以内での期限となっていますが、カートリッジの錆や、パッキンの劣化等によるガス漏れの可能性もあるので、使い切りの目安はCB缶で6~7年で使い切る、OD缶で2~3年で使い切る方が良いです。
また、使用期限内であっても外観上に変化がある場合には使用を控えた方が良いです。(パッキンの形が均等でない、さびが目立つなど)その場合、屋外でガスをしかっり抜いて指定の廃棄手順での廃棄をお勧めします。

4.キャンプでどのくらい使う?残量の確認方法は?

CB缶やOD缶を頻回に使っているとだいたいの1回にキャンプでの使用量が分かってくると思います。
無駄なカートリッジも準備しなくてよいですし、使い切ることが出来ますので残量も気にする必要がありません。
ただし、缶の残量がどのくらいなのか知っておくと事前に調理方法をバーナーからカセットコンロや焚火に変更などが可能なので必要です。
また、残量が少ない場合はカートリッジを調理以外で使用するものに交換し、いつ切れてもよい状態で対応する工夫も必要です。
ガス缶を使用しない調理方法(焚火・炭火)やランタンは電池式を使用など、万が一カートリッジの在庫がなくなっても代用できる対策も考えておくとよいと思います。
そこで知っておくと便利なキャンプでの使用目安と残量確認の方法についてお話させていただきたいと思います。

1.キャンプでどのくらいまで使える?

火力や使う時間にもよりますが、自分自身での体験上も含めるとだいたいCB缶で
強火で連続使用なら1時間以内でなくなる
ようです。
私が使用している感覚では、通常のカセットコンロなどの調理であれば、夕方などに1本くらいの目安で使用出来るのではないかと思います。
ただし暖を取る目的でのカセットコンロガスヒーターなどを使用する場合は長時間使用すると思いますので複数本の必要性があります。
また、OD缶ではシングルバーナー使用で110gのOD缶使用で連続使用して1時間弱位が燃焼時間の目安となります。
ランタンなどの連続燃焼が必要の場合には大きめのものが必要ですが、ガスバーナーなどの調理で使用する場合などは夕食1回で110g1本でも可能だと思います。

2.CB缶・OD缶の残量確認方法

CB缶やOD缶が使い切れず、途中で使用しなくなった時の残り具合がどうなのかを確認したいときはどうすればよいのでしょうか?
そこでいくつかの方法があるのでお話させていただきたいと思います。

1.缶を振ってみる

振ってみてシャカシャカ音がすれば残量があります。(何となくの目分量)
空になっているかの確認ぐらいで、残量がはっきりはわからないです。
使用中いつ切れるかわかりません。
カートリッジのガスを使い切りたいと思った場合は、途中でガスが切れても大丈夫なものを使用してみる方が良いと思います。
ガスランタンなどが途中で切れると暗くなるので、すぐに交換可能な調理の温めの際に使用したりしています。

2.重さを確認してみる

重量計でOD缶は最初の重さを測定し、使用後に重さを測れば減った量はわかります。さらに、缶の各メーカー空容量の重さもネットなどであらかじめ調べていればおおよその残量もそこから分かると思います。
個人的にはこの調べ方が一番近い値が出るような気がします。同じメーカーで容量が違っていてもだいたい応用が可能だからです。
カートリッジの専用ケースなどあればキッチンスケールなども一緒に入れて空容量の重さを貼っておけばいつでも確認が可能です。

3.専用測定器などで測定する

専用の測定器があり、パーセントや重量の表示の切り替えが可能です。
ただし、そのメーカー専用の缶対応ですのでメーカーが異なると誤差が出ます。
缶の大きさにより100gと230gの切り替えの選択があります。

5.CB缶・OD缶の通常保管方法と注意点

CB缶・OD缶は使用していない時にも保管方法などに注意が必要です。大まかな注意点などについて挙げさせていただきます。

  • 温度差の少ない場所や専用容器で保管(専用容器が無ければソフトクーラーボックスも代用可能)
  • 使わない予備は車に放置しない(予想以上の高温になる可能性があります)
  • CB缶・OD缶の指定があるものは必ず指定のものを使用する
  • ガスの移し替えはしない
  • 使わないガス缶のキャプはつけたままにしておく
  • 高温の場所は避ける(調理中のところは避ける)
  • 火の近くには置かない(焚火や炭火などの近くには置かない)
  • 残量が出そうな容量の大きなタイプのOD缶は使用しない
  • 使い切った後は必ず後処理を行う(穴をあける)
  • ゴミは指定の廃棄を守る

6.まとめ

  1. ガスカートリッジにはCB缶とOD缶がありそれぞれに特徴がある。
  2. 寒い時期の使用は寒冷地仕様のものを選択するとよい。
  3. ガス缶には使用期限があり、外観上異常を認めた場合には使用しない。
  4. ガス缶の使用量を把握し、残量を確認することで無駄のない使用が可能。
  5. ガス缶の注意事項を把握することで不安なく使用可能。
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