キャンプにタープは必要?その活用方法とは? | てるぴんの楽~にキャンプ

キャンプにタープは必要?その活用方法とは?

キャンプの際、よくサイトに大きなオープンタープを広げて日陰でゆっくりと過ごされておられる方を見かけます。
見た目だけでなくタープはキャンプで様々なメリットがあります。
そこで今回、タープの種類、タープの必要性と活用法についてお話させて頂きたいと思います。

1.タープには種類がある

キャンプで使用するタープですが、タープの種類は様々あります。
大きくわけて横の囲いが無いオープンタープと横の囲いがあるクローズドタープに分けられます。
オープンタープの代表的なものは、ヘキサタープやウイングタープと呼ばれるもので、クローズドタイプの代表的なものはスクリーンタープがあります。
まずそれらの代表的なタープの種類と特徴についてお話させていただきます。

1.オープンタープ(ヘキサタープ・ ウイングタープまたはレクタタープ )

ヘキサタープはオープンタープの代表的なもので8角形の形の布を2本のポールとロープで張るタイプです。
サイズによっては大きく幅をとるのでサイトの大きさを考えてレイアウトした方が良いかもしれません。
ウイングタープまたはレクタタープは布の形が8角形より多く、 テントと連結させたり、ポールを追加したり することでアレンジ自体で様々な形にアレンジが可能でヘキサタープの進化型のようなタープです。
ただしどちらのタープについてもスクリーンタープのようにメッシュでおおわれていないので特に夜間などは虫などがタープ内の明かりに寄ってくることがあります。
夜間などタープ内に明かりがあれば虫が寄ってきますのでランタンの位置をタープより高い位置に変更するなど対策を施すことをお勧めします。

2.クローズドタープ(スクリーンタープ)

イメージです

屋外からの虫の侵入をブロックできます。
メッシュのみのものとフルクローズ可能なタイプとあります。
構造上、テントと連結して使用することが多いです
夏場などはスクリーンタープのみで過ごす方もいます。
特定の条件を守ればタープ内での雨の日も濡れずに調理が可能です。

2.キャンプでタープがなぜ必要なのか?

様々なタープの種類がありますが、タープとは本来どんな役割のために使用されるものだと思われますか?
単なるおしゃれなものだと思いますか?
そこでタープがなぜ必要なのかについてお話させていただきたいと思います。

1.日よけの役割として使用

日差しが強い時期などは直接日差しが当たります。
日差しを遮るものが無い場所でもタープを使用することで日よけになります。
また、テントの素材はポリエステル製が多いので日差しに弱く内側に熱がこもります。
そこでフライテントの熱が直接テント内に伝わらないようにタープで日差しを遮るとテント内の暑さを防ぐことができるため利用されることがあります。

2.雨除けの役割

キャンプ場で急に夕立になったりすることもたまにあります。
キャンプ場のような広い場所では屋根がついた建物が近くに無く、雨宿り可能な場所もないことも多いです。
タープがあれば急な夕立でもすぐにタープ内へ避難ことも可能です。
タープとテントと連結させていればテント内の移動も濡れずに行えます。

3.風よけの役割

風が強いときなどにはタープのアレンジ次第で風よけにもなります。
暑いときは必要ないですが寒いときなどには直接テント内へ寒気が入り込まないように風上側を低くしたりして風よけとしてアレンジを変える事が可能です。
調理の火おこしの際なども風よけがあればスムーズに着火が可能となります。

あまりにも風が強い時にはオープンタープはかなり不利です。
タープ内に強風が吹きこんだ際に中のものが飛んだり、タープ自体が破損することもあります。
風があまりにも強い場所であればタープを立てるのを断念するか、かなり低い位置にタープを張るなどの対策が必要です。

4.虫よけの役割(スクリーンタープが主)

イメージです

オープンタープの場合は難しいですが、スクリーンタープの場合、虫よけに有効です。
さらに虫よけ予防としてメッシュのところに虫よけスプレーを振っておくとさらに虫よけ効果があります。
ただし、タープを設営した底面はタープの場合には土が直に露出していますので、そこから虫が侵入することもあります。
厳重に虫の侵入を防ぎたいときはスクリーンタープテントがあれば底面のある状態のものなのでかなり虫よけ効果が上がります。
オープンタープでも工夫次第でスクリーンタープのような形式にすることは可能です。
ポールの高さを低めに調整できて横からの虫の侵入を塞ぐか、昔からある蚊帳をタープの上からぶら下げるなどの工夫をすれば底面の処理は難しいとしても同様の虫よけ効果が得られるのではないかと思います。

3.その他のタープの活用法

一般的なタープの使い方以外にもタープには様々な活用法があります。
その中の一例をご紹介させていただきたいと思います。

1.日差しや雨からテントを守る。(テントの外側にタープを張る方法)

日差しや雨からテント自体を守るのが目的でテントの外側にタープを張る方法があります。
特にフライテントが無いテントの場合には特に有効です。
隙間に空間があった方が日影が出来、より日差し予防に有効です。
タープを張る際は大きいサイズの場合、サイトの幅を大きく使用しますので、幅の狭いサイトでは不向きです。

2.オートキャンプ場で日陰確保と雨除け目的で車とテント、テント同志の連結にタープを使用する

特にオートキャンプ場などでタープを使用する際、車の駐車スペースとテントとをタープで連結しておくと日陰確保と雨除けにもなり、車⇔テントへの荷物の積み下ろしもスムーズに行うことができます。
また、連結方法の一例として、大人数のキャンプの際は大きいタープを中央にレイアウトすることで、食事などで集合の際にも雨で濡れたりせず移動可能です。

3.プライバシーの確保のために使用する方法

キャンプサイトの両サイドが狭かったり、通路から入り口が丸見えになるのを防ぐためタープを使用することもあります。
オープンタープの片方を低くして入り口が見えないようにする方法もあります。
今は、入り口を見えないようにできるプライバシーパーテンションというグッズも出てきているようですので活用されてもよいと思います。

4.テープの高さを変えるだけで雨除けや風よけとして活用可能

キャンプでのタープの設営の一つにロータイプでの設置方法があります。
タープで雨や風が横から吹き込むような状況であれば、タープの高さをかなり低くして中に入ってくる雨や風からタープ内を守ることが出来ます。
その際、ポールの高さが調節可能なものであれば設営後の調整も簡単です。
高さ調節に関してはタープの大きさにより微調節が必要ですので、何度か試してみてしっくりする形を見つけてもらう方が良いです。
ポールも様々な接続や調整のタイプと太さがあり、軽くて使いやすいのプッシュボタン式のアルミ素材です。(使用しているタープにより高さやロープの張り具合が変わってきます)

3.まとめ

今回、キャンプの時にタープは必要か?ということについてお話しさせていただきました。結論としてキャンプの時にタープは必要だと思います。

キャンプの際、タープは

  1. 日よけの役割として日差しを遮ったり直射日光からテントやキャンパーを守ることが出来る。また、タープでテントを覆うことでテント内の温度を下げることも可能。
  2. 雨除けの役割として急な雨などにも緊急避難可能な場所として利用可能。レイアウト次第ではオートサイトなどで雨に濡れずにテントから車へ移動することも可能。
  3. 風よけの役割としてテントに直接風があたるのを防ぐ。レイアウトを工夫することで可能。
  4. 虫よけの役割としてクローズドタープに限るが、虫よけにも有効。

以上の点で有効だというお話をさせていただきました。

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