~キャンプで虫が嫌いな人へ~工夫で快適に | てるぴんの楽~にキャンプ

~キャンプで虫が嫌いな人へ~工夫で快適に

自然の中で過ごすうえでキャンプ場で虫との遭遇はつきものですが、それでも虫が嫌いでキャンプに行けない人もいるのではないでしょうか。
正直、私も虫が得意ではありません。
そのため、キャンプでも極力虫たちと遭遇しないような工夫を随時取り入れるようにしています。
今回は私のように虫が嫌いな人でも楽しめるようなキャンプでの工夫についてお話させていただきたいと思います。

1.キャンプでの3大虫対策

キャンプでは屋外ですし、夜間にランタン等を使用するので虫との遭遇は仕方がないのですが、中には毒を持った虫もいますので必要以外の遭遇は避けたいと思います。
キャンプで虫から避けたい場合は、「明かり」、「匂い」、「色」に対して気を付けるとよいとされています。
そこで、キャンプで気を付ける3つの点についてお話させていただきたいと思います。

1.明かり対策

夜間などはどうしてもランタンなどを使用しますのでどうしても虫は光に寄ってくる性質があります。
そのためどのような対策をするとよいのかについてお話させていただきます。

紫外線ライトをつける

紫外線はよくコンビニエンスストアなどにも設置されているように虫を寄せ付けて虫が付着すると電気を流し撃退するものです。
大きさにもよりますが、殺虫効果はあります。

蛍光ランタンとLEDランタンを使い分ける

一般的に蛍光ランタンは虫を引き寄せやすく、LEDランタンは虫を引き寄せにくいとされています。
蛍光灯は紫外線を含み熱を発生させますがLEDは紫外線を含まずそれほど熱を発することが無いのでそのことも影響していると思います。

高い位置に明るめの虫寄せのランタンを設置し明かり取りには低い位置にそれより暗めのランタンを設置する

虫は低い位置より高く明るい場所へ寄ってきますので屋外では明るめのランタンを高い位置に設置して低い位置にそれより暗めのランタンを設置することで虫が寄ってこなくなるそうです。
ただし、虫の多い時期にはあまり効果がなかったように思えました。
テント内では一炭化酸素中毒防止の意味もあり電池式のLEDライトなどのガスやオイルを使用しないタイプの使用をお勧めします。

オイルランタンの虫よけアロマ入りを使用

虫よけの対策としてアロマ成分の入ったオイルランタンを使用する方法もあります。
ただし、室内では一炭化酸素中毒になる可能性があるのであまりお勧めは出来ませんので屋外での使用をお勧めします。

2.匂いの対策

日中でも匂いでハエなどが寄ってくることがあります。
そのため食べ物のゴミの処理などきちんとしていないと虫を寄せ付ける事にもつながりますので匂いに対してもきちんと対策しておく必要があります。

ゴミはきちんと封をする(BOXに入れる)

食後の後始末がきちんとできていないとそこに虫が寄ってきますのできちんと封が出来るものを準備して匂いが漏れないような工夫が必要になります。
キャンプではよくソフトタイプのダストボックスが使われますが、結構匂いが漏れたりするのでしっかりとした密閉可能なハードタイプのボックスを活用されることをお勧めします。
ゴミを自宅に持ち帰る際にも車内に持ち込んでいても匂いがかなり少なくて済みます。

ハーブの匂いで虫を寄せ付けない

虫が嫌いなハーブの匂いをサイトに設営前の芝生やテント等の周囲へ撒布しておくことで虫よけ効果も望めます。
自分の衣類などにも撒布可能なスプレーなども販売されていますので探してみてもよいと思います。

煙で撃退

蚊取り線香は有名ですが、キャンプなどの屋外専用の虫よけ線香も販売されていますので使用してみるとよいと思います。
体にぶら下げるタイプも出てきていますので移動時にも有効かもしれません。
ただし、煙とにおいが常にしますので匂いが嫌いな方はお勧めできません。

3.色に対する対策

虫は見えやすい色が特定されているので見える色に寄ってくる性質もあるようです。そこで衣類などの色を変えることでも虫よけの対策が可能なようなのでそのことについてお話させていただきたいと思います。

明るいうちは黒い色に寄ってくる

虫の性質上、日中は黒っぽい色に寄ってくるようなので衣類などは淡い色や白っぽい服装が理想的です。
また白っぽい色は日差しを反射する効果もありますので日よけ予防にも効果がありそうなのでお勧めです。

暗くなると白い色に寄ってくる

夜間活動する虫などは逆に白い色に寄ってくる性質があります。
そのため揃い洋服の場合は上着を少し暗めの服で覆うなど工夫が必要です。
夜間は少し冷えますので上着は少し暗めの衣類を選ばれると虫よけにもなると思います。

2.虫の侵入予防対策

虫よけ対策を行っていても虫がテント内に侵入することがあります。
私なども過去テント内の明かりに蛾が侵入しテント内に入りパニックになった事がありました。
テント内などの隙間から侵入する虫にどのように対応する事が良いのかについてお話させていただきたいと思います。

暖かな場所に侵入する虫に注意

蚊などは人間の体温に反応するため寄ってくる性質があります。
他の虫なども温かい場所を好む虫などが近づいてくる可能性もあります。
就寝前や食後にはテント周囲やテント内、シュラフの中なども使う前に確認してに虫よけスプレーを散布しておいた方が安心して就寝可能だと思います。

ゴミなどの匂いに誘われ侵入する虫や動物に注意

先ほどもお話しましたが、ゴミの処理については確実に行っていた方が良いです。
小動物も匂いに誘われて出てくることもありますので最低限度の処理については就寝前に済ませることをお勧めします。

蚊帳の使用をおすすめ

キャンプでも蚊帳は重宝する事間違いないです。
タープ使用時にも虫よけとして利用できますし、テント内に張れば二重の虫よけとして活用できます。
暑い時期には特に虫よけに重宝すると思います。(ある程度開放していても虫の侵入は気になりません)

3.毒虫に対する対策

虫によっては刺されると毒があって刺されたところが腫れたり傷んだりかゆみを伴うことがあります。
スズメバチなどでのアレルギー反応以外で死亡に直結することはありませんが、早めの応急処置で症状がずいぶん軽くなりますので毒虫に刺されたときの対処法についてもお話させていただきたいと思います。

対策は皮膚の露出を避け侵入しやすい場所を確認する事

毒虫に対しての刺されない予防策としては皮膚の露出を避けることで防ぐことが出来ます。
就寝具や靴の中についても侵入する恐れのある場所については事前に確認して使用する事、あらかじめ虫よけスプレーを噴霧しておく等の注意をすることである程度予防可能と思われます。
顔などの露出がある場所については皮膚に影響の少ない虫が嫌いなアロマスプレーなどを噴霧することも予防効果があると思われます。

また、代表的な毒虫に関しては発生時期や生息場所に若干特徴がありますので下記に示します。

蚊:4月~10月、気温が20℃以上、水場や草むらに多い標高1000m以上のところには少ない
蜂:スズメバチ9月~10月くらいが多い
ブヨ:3月~10月、夕方の涼しい時間帯に多い、刺されると長い間かゆみが残る
ムカデ:3月~12月、衣類や靴の中などジメジメした場所を好む。光に寄ってくる
ダニ:3月~10月、衣類などに付着後皮膚から血を吸う
ヒル:3月~6月、20℃以上になると活動、衣類に付着後侵入
毛虫:6~8月に多い。森林の中や木々を触った際に衣類に付着することがあるので注意

もし刺されたら…応急処置の方法

基本の応急処置は
①絞り出す
刺された場所の毒を出来るだけ早く体の外へ出すために刺された場所を押さえ絞り出します
リムーバー(吸引器具)などを使用しても良いです。
②流水で洗い流す
かなり長く流水で洗い流した方が良いです。絞りながら洗い流すとよいです
③冷やす
基本は刺されると熱を伴いますので皮膚の炎症を抑えるためにも冷やすとよいです。
ただし、毒虫によっては(ブヨなど)激しいかゆみを伴う場合は温めた方がかゆみを和らげる効果もあります。
④ステロイド剤を塗る
通常の虫刺されクリームでもよいのですが、炎症がひどい場合にはステロイド成分の入った軟膏を指の先に1.5cm程度出して薄く塗るようにするとよいです。(目安は指先の関節までの量、薄く延ばす感じで)

スズメバチに刺されたときには要注意!
スズメバチに刺されて2回目の人は特に注意が必要で応急処置だけではアナフィラキシーショックという症状が発生する事があり医療機関で救急で対応が必要なことがあります。
1回目に刺されたときにできた毒に対しての抗体が過剰に反応して呼吸困難などの症状となり、放置すると命の危険もありますので同行者がスズメバチに刺された既往の方がいた場合でスズメバチにかまれた場合にはすぐに応急処置後も救急車を呼んで医療機関へ受診されることをお勧めします。

4.まとめ

虫が嫌いな方へのキャンプでの対処法としては

  1. 虫を寄せ付けない工夫をする
  2. 虫が侵入しにくい工夫をする
  3. 毒虫などに刺された際の応急対処法を事前に把握して早めに対処する

以上のことに注意してキャンプを楽しみましょう。


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