皆さんは日暮れの景色をゆっくり眺めたことはありますか?
私は夕暮れについては夕食の準備にまごついていつの間にか暗くなっていることが多いのでゆっくり眺める事が少ないですが、晴天での夕焼けなどは徐々に暗くなってくる風景はキャンプでしか味わえないものです。
そこで今回、キャンプでの夕暮れから日没までの楽しみ方について私なりのお話をさせていただきたいと思います。
1.夕焼けの種類と変化
日没前から夕焼けが見られますが、夕焼けには色の変化で大きく分けると3つの種類があります。
それぞれに1番から4番までの夕焼けで分けられています。
ただし、山間部のキャンプ場などでは夕焼け~日没、日が暮れるのが非常に短いです。
また、日の入りも早いので短時間の楽しみとなってしまします。
その特徴について簡単にお話させていただきたいと思います。
1番焼け 黄金色
日没10分前位からおこることが多いです。
比較的日没の前の早い時間から空が黄金色に輝いて見える状態です。
冬に黄金色が目立つことが多いです。
海岸線などの夕焼けでは海面がキラキラしてとてもきれいな状態です。
2番焼け 日没後地平線や水平線の赤みが濃くなる
日没後10分位からおこることが多いです。
このころの夕焼けはすでに周囲も薄暗い状況になっていることが多いです。
状況によっては空が燃えているような感じがします。
3番焼け 地平線や水平線の輪郭部のみ赤身がある
日没後30分位からおこることが多いです。
日没後しばらくは日の入りの方角が部分的に明るい状態があります。
その時反対側の空を眺めるとすでに星空が見えていることが多いです。
通常はここまでの夕焼けですが、ごくまれにそれ以上夕焼けか続くことがあります。
4番焼け
日没後1時間以上経過していることがあります。
めったにないのですが、1時間以上経過してもまだ水平線や地平線が明るい場合もあります。
太陽の光を反射してその影響で明るく見える場合があるそうです。
その他
一般的な夕焼けについてお話させていただきましたが、中には珍しい夕日も存在します。
その中で珍しいものについてお話させていただきたいと思います。
ビーナスベルト
日没前後に日没の反対側に白い薄いピンクのグラデーションが出来ることがあります。
これは地球の影だそうで不思議な現象ですね。
これは条件の一つとして空気が奇麗でないとみられないそうです。
幻日
太陽の横に光が見える現象。
太陽の光線で屈折したためにおこるものだそうです。
これも非常に珍しいです。
2.山や水平線に沈む夕日の形の違い
だるま型
冬場に見れることがあるもので、蜃気楼現症の一つだと言われています。
特に水平線で見ることが多いです。
年間でも20回程度しか見ることが出来ないようなので見れたら大変ラッキーかもしれませんね。
長方形
光の屈折で見られる現象でめったに見れらないものです。
私も映像でしかみたことがありません。
これも水平線で見られることが多いです。
これを見ることが出来たら超ラッキーかもしれません
その他
キノコ型
餅が膨れたような、キノコなような形の夕日の時があります。これも光の屈折で出来ることが多いです。
だるま型によく似ています。
反薄明光線
夕日とは反対方向に後光が差したような放射状の光の帯ができることができることがあり、日没直前におこることがあります。
これも大変珍しい現象です。
3.夕暮れ前の準備
夕暮れをゆっくり楽しむためには他の早めの準備が必要になります。
寒さ対策や明かりの確保、場合によっては食事の確保も必要です。
夕暮れ前の準備についてお話させていただきたいと思います。
早めの明かりの準備
夕暮れ時はすぐに周囲が暗くなりますので早めに明かりの準備をしておいた方が良いです。
完全に暗くなってから移動しようとした際には目も慣れていないためか、転倒する可能性もあります。
陽が落ちると寒くなると思いますので服装の準備も先にされておいた方が良いです。
日没後は急に寒くなることが多いので寒さ対策も万全にしておいた方が良いです。
チェアなどにもひざ掛けなどを準備しておくとよいです。
徐々に暗くなってゆく状況を楽しむ
暗くなる前に下準備が出来たら、ゆっくりした気分で日暮れを楽しんでみてください。
本来であれば忙しく夕食の準備をしているか食事中の時間帯だと思いますが、その時間を十分に満喫することで非日常の感覚を堪能できます。
キャンプ場では夕日の時間も一瞬ですのでぜひその時間も楽しんでほしいです。
5.日没直後の楽しみ方
日没直後から星や月がすでに見えると思います。
まだたくさんの星が見えてはいませんが。明るい星であればうす暗い中でもしっかり見ることが出来ます。
暗くなったら夜空の星探しが楽しめます。
その時間から調理でもまだ夜は長いのでゆっくりできますよ。
西の空に金星を探してみる
西の空が開けた場所だと一番星と言われる金星が見つけやすいです。
近くに人工衛星や飛行機が飛んでなければ一番明るく見えるのが金星です。
条件が合えば近くに他の惑星も肉眼で見えることがあります。
方角がなんとなくわかれば他の星なども見つけることが出来ると思います。
周囲のともされた明かりを楽しむ
暗くなってくると各家庭でも明かりが付けられますのでその明かりもなんだかあったかい気分になることがあります。
海岸付近のキャンプであれば沖で漁をしている漁船の漁火などが見ることができます。
明るい時間から暗い時間に移り変わってゆく過程を見るのもまた趣きを感じることが出来ると思います。
6.まとめ
夕暮れから日没までの楽しみ方としては
1.夕焼けの色や夕日の形などが変化してゆく様子をゆっくりとしながら過ごすことが大切
2.日没直後にも月や惑星、星探しをして楽しむ
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