雨でも安心~雨の日のテント内で快適に過ごす方法~ | てるぴんの楽~にキャンプ

雨でも安心~雨の日のテント内で快適に過ごす方法~

キャンプが雨だと何となく楽しめない感じがしますが、雨の日だからこそ楽しめる方法あります。

そこで今回は雨の日のキャンプでお勧めの楽しみ方について
お話させていただきたいと思います。

1.雨の日のテント内での過ごし方は?

雨の日の屋外での活動も、葉っぱの裏にひそむ虫探しなど木々に隠れた鳥など探してみるなど楽しいことがたくさんありますが、今回は雨の日にテント内でキャンプを楽しむために、どんなふうにすれば快適に過ごせるのかに視点を置いてお話させていただきたいと思います。

1)キャンプ内でグッズの手入れをする

私だけかもしれませんが、出発前より雨が降っていて日中も雨がやまず屋外に出られない時はキャンプ内でキャンプグッズの手入れをしています。本来、キャンプグッズの手入れはキャンプに持参する前に自宅で行うべきですよね。しかし、仕事が忙しいのを理由にキャンプ後も放置状態のものが多くほとんど手入れできていないことが多いです。主にガスランタンのマントル交換や使用していないペグ類の汚れや錆取り、そのほか器具類の清掃などをしています。

ずいぶんきれいになりますので愛着もわきます。次に使用するときにもトラブルなく使用できます。

2)テント内ベンチレーターのメッシュの掃除をする

テント内ベンチレーターのメッシュの所などに虫が付着したりしていませんか?

私のテントには数か所メッシュ部がありますが特に天井のメッシュ部に虫が多く付着しています。天気が良い時にもできるのですが、テント内でその部分をきれいに拭き取ったり、テント内部の汚れを拭き取ったりしています。網戸を掃除するときにも使用しますが、使い古した靴下などを活用すると虫の付着が結構落ちます。雨の日の設営の場合はタープの下にテントを張っていますので、雨が中に入ってくることなく掃除は可能です。あとは車の充電式コードレスクリーナーで落ちたごみを吸い込んで終了しています。

普段できないテント内の掃除も良いのではないかと思います。

3)自宅で撮りためたビデオなどを見る

電源サイトやポータブル電源があればDVDや動画などを鑑賞することもできます。PCとインターネット接続環境があれば動画配信サービスなども使用出来ます。雨の日のキャンプで録画した映画などを観るだけで2時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。自宅とは違った環境で視聴できるのもよいです。ただし、音が大きいと周辺のキャンパーに迷惑なので、スピーカーなどの音量を下げるかイヤホンなどでの使用をお勧めします。夜は特に響きますので注意が必要だと思います。

以前、キャンプの際に持って行ったときは時々にわか雨が降る感じでしたので夜も屋外に出ることが出来なかったですが、ポータブルDVDプレーヤーを電源サイトで使用し結構ゆっくり過ごすことが出来ました。スマホの動画でも十分楽しめる気もします。

4)ゴロゴロしてテント内で過ごす

テント内を快適にして自宅の環境に近い状況で何もせずゴロゴロするのもありだと思います。
横になっても快適なように、ブランケットやタオル生地のかけるもので温度調節するものがあった方がよいです。じっとしててもいろんなものが置けてすぐに手前で取れるようにミニテーブルなどを準備しておけば便利です。

読みかけの本などを持参して過ごしたり、トランプやミニゲームで過ごすこともお勧めです。食事も調理以外はテント内で過ごしても良いのではないかと思います。(後のテント内の消臭も忘れずに)

2.雨の日のテント内を快適にするには?

雨の日はとてもジメジメしていますね。
特にキャンプは屋外なので快適に過ごす工夫が必要になります。

そこで雨の日でも快適にするためのポイントについてお話させていただきます。

1)湿度・温度を測定しそれに応じた対策を考える

雨の日だけでなく、キャンプの時には温度だけでなく湿度も測定できた方が良いです。
体感的にもわかるのですが、温度や除湿の調整ができればテント内を快適にすることが可能だからです。
今は、いろんな種類の温湿度計が販売されています。自宅でも温度や湿度が測定できるものを選んでおくとキャンプだけでなく自宅でも活用でき、今の温度や湿度の状況も把握可能です。
どうしても温度・湿度計が準備できない場合は、目安での温度・湿度としてスマホなどでその地域の天気情報で温度・湿度を調べると良いです。

2)除湿対策1:除湿機・除湿パック・除湿タンクの活用

どこの場所でもそうですが、温度が低くても湿度が高いと体感的には暑く感じますので除湿対策が必要です。
除湿対策の一つ目は、除湿機や除湿パック・除湿タンクを使用する事です。
除湿パックはぶら下げるだけで使用可能ですが、クローゼットなどの仕切られた狭い空間では有効ですがテントのように布で覆われたところでは思うような効果が少ないです。
除湿パックについては空間を仕切られた車の中などに設置して着替えなどの保管場所の除湿に活用されるとよいと思います。
除湿タンクについては設置するだけで除水可能で、満水になっても中身は水なので所定の場所で排水でき、容器はゴミとして廃棄できます。

私の場合は雨の日などは除湿タンクをテント内に2個使用していますが、除湿パックへすぐに水が溜まりはじめます。湿度にもよりますが、気がついたらおおよそ6時間くらいで満水になっています。

まだ使用した事が無いのですが、充電式のポータブル除湿器もネットなどで販売されています。
1回の充電に時間が必要で数時間使用可能ですが、長時間使用の場合は1本では充電が切れるようで、交換用のカートリッジを追加する必要となりそうです。
除湿パックなどから比べると高価ですが、何度も使用可能で除湿パックのようにゴミは出ないところが良いと思います。

3)除湿対策2:ミニ扇風機などでテント内外の空気を循環する

ミニ扇風機なども活用し、テント内の空気の循環を良くすることで温度と湿度を下げることが可能です。テントの上部等に設置して常時動かしていた方が良いです。

私は、ライト付きミニサーキュレーターをテント上部にぶら下げ使用していますが、体感的にはテント内の温度の上昇や室内の湿気も少し下がった気がしていました。(温湿度計を見る限り、湿度はあまり下がっていませんでした)

ベンチレーション付きのテントを使用している場合はテント上部を少し開けているとテント内の空気が入れ替わるのも早く、湿気が早くとれる場合があります。ただし、テント下のベンチレーションを開けると地面の湿気が入りやすいので雨の日の開放はお勧めしません。

またテントの外についても空気の通りが悪いと湿気が強くなりますのでフライテントとインナーテントの間に空気が通りやすいように補助固定用ロープを使用して空気が通りやすい空間を確保したり、タープをテントの外にレイアウトしている場合はタープの高さが調節可能であればタープの高さを高めにしてタープとテントの間に風が入りやすくすると湿気対策に有効です。

テント内の結露についても室内と室外の温度差によっておこるので、換気をすることでテント内の結露対策にも有効です。また、テントの素材もポリエステル系よりコットン系の素材の方が結露になりにくいです。

4)除湿対策3:新聞紙などの利用で底からの湿気を防ぐ

雨のテント内では地面からの湿気も強くなります。

テント内を快適に保つには湿気を出来るだけテント内に入れない工夫が必要です。

インナーテントの下にグランドシートやブルーシーツを敷いておき、底面からの湿気が上がってこないようにしたり、テント内の底面に新聞紙を敷いてその上にマットなどを敷くとテント底面からの湿気を少なくする事が出来ます。

新聞紙はテント内の結露予防にも有効です。

3.出来るだけサイトの移動時に雨に濡れない工夫

雨の日のキャンプで快適に過ごすためには移動時に出来るだけ雨に濡れない対策を取るよう対応が必要です。

そのための具体的な対策についてお話させていただきたいと思います。

1)テントから車までに雨でぬれないようにタープなどで雨除けを設置する

テントから車までのルートはタープなどで渡り廊下を作って雨除けを作れると、雨の日でも雨に濡れない移動が可能になります。車からの荷物の搬入などにも雨に濡れず移動が可能です。

新たにタープを追加購入しなくてもブルーシートとポール、ロープがあれば簡易的な雨除けのタープは設営可能です。ただし、ブルーシートでのタープ作成時にハトメの数が足りないことがあります。穴が無ければ開ける必要がありますので事前に穴をあけておくことをお勧めします。

雨水がタープやブルーシートの上に溜まることがあります。設営の際に雨水が溜まらないように一部高さを低くして下に流れるように調整しておくとよいです。(ロープで引っ張ったり、ポールの高さを変えてみるなど)

タープなどの雨水が落ちるところや通路の途中に水たまりが出来そうな場合は早めに水を逃がす溝を作っていた方が良いです。
地面がぬかるんでいる場合は、同じところを通ると余計にぬかるんでくぼみができて水たまりになりやすいです。水たまりが出来る前に少し溜まりそうな場所なら少し溝を掘って下流へ流すようにしておいた方が良いです。
また、頻繁に通るところは通る道を変えるなどすると少し良いです。草が生えているところだとぬかるまずに通れます。

2)電源サイト利用の場合、電源ボックスからテントまでのコードが濡れないような工夫をする

雨降りの際などには電源ボックスからテント内に引き込む際に電源ボックス側は大抵高い位置から地面に垂れていることが多いのでそのままだと電源コードからテント内へ雨水が侵入する可能性があります。テント内に取り込む際、少し高い位置で電源を引き込むようにすれば雨水が侵入しにくくなります。

電源をテント内などへ引き込む場所からも湿気や雨水が入りやすいので引き込み口をなるべくテープなどでふさいでおくことをお勧めします。

以前雨の日に電源サイトを利用させてもらった時にテント内へ引き込む電源コードが泥まみれになったことがあります。泥を拭き取るのが大変でした。
そのため、電源ボックスからテント内に引き込む電源コードは防水加工の丈夫なものが良いと思います。

3)テント内のタップなども床に置かない工夫をする

雨ふりの際には電源ボックスの接続部やテント内の接続部などに雨水が付くとコンセントがショートする可能性があります。

接続部やコンセントなどの配線に雨水が付着しないように床から上にあげておく注意が必要です。

テントのポールなどに設置していれば便利ですが、雨水がポール等を伝う可能性があるので注意が必要です。出来ればポール周囲は避け、スタンドやテーブルなど平たいところに置いていた方が良いです。

4)濡れた雨具などをテント内に入れない工夫をする

移動の際に濡れた雨具をテント内に入れると湿気が室内に充満する事になります。
雨除けのタープなどに雨具等をひっかけるスペースを確保しておけばそこで乾かすこともできますし、テント内へ持ち込む必要がなくなります。

現在、キャンプで前室付きのテントを使用していますが、前室に濡れた靴やレインコートなどをぶら下げて置いていたところ、前室内がとてもムシムシして湿気がテント内にも入り込んできました。
仕方なくテント外に移動したところ、湿気が少し改善しました。
また、靴なども雨水を吸っている為か中も少し湿っていてその湿気がテント内に入ってきていたようです。

そのため、それからはテント内には濡れた雨具などは持ち込まず、雨具などはビニール袋に入れ湿気が出ないようにしたり、靴に関しては別に蓋つきの容器に乾燥剤などを入れて湿気が出ないようにすることにしています。

4.雨でぬれることを想定した準備をしておく

雨の際のキャンプはどんなに注意していても多少は雨に濡れます。そのため、着替えなどは事前に多めに準備したりする必要があります。

屋外では天気も変わりやすいので雨の日のキャンプだけでなく普段から準備しておいた方が良いと思います。
雨の日に特に必要なものについてお話させていただきたいと思います。

1)雨具の準備

最低限度の行動に徹してもトイレの移動は避けられません。傘が差せる程度の雨なら良いですが、風を伴う場合傘は困難です。

風雨で濡れることを想定した準備が必要となりますのでお話させていただきたいと思います。

(1)ポンチョ、レインコート

どちらも雨具としては良いのですが、移動だけなら着脱しやすく、脱ぐ際に水滴が衣類につきにくいレインコートの方が良いかもしれません。ポンチョを使用している場合は雨でぬれた部分をよく払ってから脱がないと水滴が衣類などに付着する可能性が高いでので注意が必要です。

(2)長靴・レインブーツ

ひざ下まであるタイプの本格的長靴がありますが、着脱を考えるとあまりお勧めできません。使いやすさを考えれば足首が隠れる程度のものが良いと思います。置く場所についても注意が必要です。

雨降りはキャンプサイトが土のところが多いので結構汚れます。早めに長靴等に履き替えておいた方が良いです。

ムカデなどの毒虫が靴の中に侵入するのを防ぐためテント内に置いた方が良いのですが、そのまま靴を置いておくとテント内に湿気がこもることになるのでビニール袋に入れるか、収納ケースに入れておくとよいです。

2)着替え

雨でぬれたりすることも考慮して多めに準備されることをお勧めします。
できれば速乾性の衣類の方が濡れても乾きやすいので着替えを持ち帰る際に重くならずに済むかもしれません。
よほど翌日に天気が良く、あと一泊する時などは洗濯したこともありましたが、中途半端に乾燥した状態だと生乾きになり匂いが発生しやすいです。帰宅後に洗濯されることをお勧めします。
(コインランドリーや乾燥機があればよいですが、私が過去訪問したキャンプ場には数件見かけました。ただ、すべてのキャンプ場に設置しているかはわかりませんので注意が必要です。)
テント内に衣類をずっと置いていると衣類にも湿気が移る可能性もありますので、着替えは車内に移動した置いた方が良いかもしれません。

3)タオル

タオルに関しても着替え同様多めに準備していた方が良く、雨に濡れた髪を乾かすときにも必要となります。タオルの素材としては速乾性のタオルや吸水性の良いマイクロファイバー系のものを準備しておいた方が雨漏り時にも一時的には使用可能と思います。簡単に拭き取るだけならタオルではなくウエットティッシュ等の活用もお勧めします。(使い捨てが可能です)

5.テントの雨漏りの応急的な対策

テントも古くなってくると少しづつ雨漏りがすることがあります。根本的な修理は天気の良い時にするとしても応急処置が必要となります。

テントの雨漏り時に関して応急的処置方法についてお話させていただきたいと思います。

1)テントの縫い目より雨漏りの可能性があるので注意

テント表面の防水力が落ちてくるとテントの縫い目から雨漏りがすることがあります。

小さな雨漏りであればテント用のシーリングテープで応急的な対応が可能ですが、フライテントが無いタイプのテントの場合はタープの内側にテントを設営しておくなど設営時から直接テントに雨がかからないような雨漏り対策をされていた方が良いです。

2)テント上部からの縫い目以外からの水漏れにはブルーシートを重ねて対応

テント上部からの縫い目以外からの水漏れの場合、内側からの応急的な対応は難しいです。
フライシートがあるタイプではまずないと思いますが、フライテントの無いテントの場合は、直接あめに当たりますので素材の傷などから漏れる可能性があります。
そのため、雨が降りそうなときは、タープの内側にテントを設営するか、設営時よりあらかじめブルーシートのタープで保護しておく方が良いと思います。ブルーシートの場合は予備のロープやポールも準備が必要です。

3)テント底部の浸水に対しての工夫

雨の日のテントの床は雨水で浸水の可能性があるので、出来れば床に直接荷物を置かず、スタンドに配置するようにしておく方が良いと思われます。
夜中にテントが浸水することも考えられるのでコットなどで就寝するようにした方が良いです。新聞紙でも水分の吸収が良いので床に敷いておくのもよいと思います。

6.撤収時は早めにテント、タープの汚れ取り、乾燥、撥水処理をする

雨でぬれた後はきちんと汚れを取ったりしないとあとでテントやタープの表面にカビが発生する事があります。

そのため、撤収時に天気が良ければ出来るだけ収納前にテントやタープ、ブルーシート等の汚れを取り、乾かしてから収納する必要があります。乾燥が出来たら撥水スプレーを噴霧後収納しておいた方が良いです。

チェックアウトまで時間があれば、キャンプ場で一連の作業が出来ればよいのですが、当日も雨で難しい場合は帰宅後早めに処理をされることをお勧めします。

私の場合、雨の日のキャンプで帰宅後も雨が続いたため数週間放置した結果、インナーテントとブルーシートに黒カビがしっかり付着してしましました。カビ落としは大変で、いまだ完全には取れていません。
まだ試したことはないのですが、少しでもカビを発生させてくないので防カビスプレーも試してみたいと思いました。

7.まとめ

雨の日にキャンプで安心して快適に過ごせる方法についてお話をさせていただきました。

雨の日のテント内で快適に過ごすには

  1. 屋外での活動ができなくてもテント内で楽しく過ごせることも多い
  2. テント内を快適にするため除湿などの対策を行う
  3. 最低限度の移動でも雨に濡れないような工夫をする
  4. 雨に濡れても大丈夫な対策をとる
  5. テントの雨漏り対策をとる
  6. 撤収時になるべく汚れや水気を拭き取る

などの対策が必要と思われます。

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